2017年10月31日火曜日

猫庭ベイン解説

◎挨拶

こんにちは、みやびしと申します。
初めましての方は初めまして。よく対戦してくれる方、ツイッターなどで交流のある方いつもありがとうございます。
今回Z/X日本選手権大会優勝と第12回ズィーガー杯(個人戦)も優勝したのでデッキ解説記事を書くことにしました。
解説するデッキはズィーガー杯で使用したこちらのデッキになります。



デッキ名:猫庭ベイン
IG枠
恋の応援モテッツ4 
もふもふパージマルキダエル4 
まだ見ぬ明日へ4 
夏色ジェラシーインウィディア1
沈黙の天使シーランス1
扇動するトイガー2
イヴィルベインエミクス2
運命の案内役ウェアキャット2

スタートカード イヴィルベインマナスル(白バニラ)
緑竜の息吹4 
猫は喜び庭駆け回る2
リトルガーディアン4
竜崩乗りの妙技カレント3
原罪の覚醒アニムス1
聖樹を見守る者ピュアティ4 
酔夏の一節ディザ3
愛心の翼巨蟹のムリエル3
面倒見のいいサイベリアン2
滅獄竜デスティニーベイン3

デュナミス
レベル用ドラゴン6 
絶対なる猫王ミケ1 
対なる「鎮頂」アンシャル・キシャル1
限無栄盛の「創造」ルル2


以下カードの略称を使っていきますのでご了承ください。
それではデッキ概要、構築、プレイと順番に解説していきます。

◎デッキ概要

分類としては緑白黒のカラーを使ったビートダウンデッキです。
ドラゴンLv6を条件に強力なリアニメイト効果を持ったディザカレントデスティニーベインを中心にビートを仕掛けるデッキとなります。
条件であるドラゴンLv6を素早く達成するためにまだ見ぬ明日へを採用。モテッツ、マルキダエル、ウェアキャットなどの優秀なIGアイコンゼクスで序盤を戦いながらリソースやトラッシュを増やしていきます。
トラッシュ、ドラゴンLvが整ったらディザ、カレント、ルルから動き盤面を取りながら攻め込みます。


◎構築

○構築の方向性

このデッキの構築の方向性ですが、大きく2つ。
「公開領域の増加」と「アクション数」の確保です。
なんぞそれと言われると思うのでこれらに関してまず解説します。

・公開領域について

公開領域とはその名の通りリソース、チャージ、トラッシュなどの現在見えている領域です。緑白黒というリソース、ライフ、トラッシュ全てにアクセス出来るカラーリングを活かすため、なるべく早い段階から公開領域を増やすことを意識して構築しています。

・アクション数について

アクション数とはカードを使用する回数のことです(勝手に呼んでいるだけ)。
この回数には効果によるリアニメイトなども含めます。
例えばトイガーの効果を使えば3コストで3以下のゼクスを呼び出せるのでアクション数は2。
ディザからカレントを呼び出し、カレント効果でベインを呼び出し、ベインから3コストをリアニメイト出来れば5コストでアクション数は4です。トイガーやルルを絡めるとさらに増えます。
またリアニメイト系とは別の考え方ですが、リソースを増やすこともそのターン中にプレイ出来るカードが増えるためアクション数増加に繋がります。
そのため、このデッキにはウェアキャット、ピュアティの2種のリソースを増やすゼクスとリトルガーディアンという擬似的にリソースを増やせるイベントを採用しています。
こうしてアクション数を増やすことで相手のイベントや起動効果、ライフから出てきたゼクスなどをケアしやすくなるのでゲームを有利に進めることができます。

この2つの考え方を用いて各カードの役割採用理由を解説していきます。

○IGアイコンについて

・恋の応援モテッツ
今1番ゼクスで見かけるIGゼクスですね。効果は皆さんご存知だと思うので割愛します。
採用理由は公開領域とアクション数両方増やせるカードだからです
序盤はライフのカードをチャージに置く効果を使うことが多いです
理由はIG回数の増加にあります。
序盤はリソースが少ないので手札のカードを満足に使うことは出来ません。なので手札を増やすよりもチャージにしてIGをした方が強いと思っています。
ヒットした場合はアクション数の増加に繋がり、外しても公開領域が増えるのでゲームを組み立てやすくなります。
中盤以降は手札に加える効果を使うことが多くなります。
これはリソースが増え手札のカードをプレイしやすくなるためです
ディザやムリエル、緑竜の息吹などの動きの起点となるカードを探しにいきましょう。
このように序盤から終盤にかけてずっと活躍してくれるので枚数は4。

・もふもふパージマルキダエル
サマドラで追加されたドラゴン専用レベルアッパーです。
採用理由はモテッツと同じく公開領域とアクション数の増加にあります。
効果の誘発条件が破壊時と遅いですが、IGするという効果は2つの考え方を満たしている素晴らしい効果になっています。
相手に破壊される以外はディンギルの素材にしたり、ベインの効果破壊を用いたりして効果を発動させアクション数増加を狙います。
こちらも序盤から終盤まで使える1枚なので4枚採用。

・まだ見ぬ明日へ
こちらも公開領域とアクション数を増やす効果になっております、採用は当然4枚。
それに加えてレベルアップゼクスをリアニメイトすることでこのデッキの軸となるドラゴンレベルの達成速度を早く出来るので至れり尽くせりな効果です。
終盤はオープンするウェイカーがいなくなるのでリソースに置くかベインのコストにしましょう。

・夏色ジェラシーインウィディア
このカードの採用理由ですが、手札にデスティニーベインが来たときに処理出来るカードがデッキ内に存在しなかったので急遽投入しました。
効果を使えばチャージを増やすことが出来、IGにも繋がるので使い勝手は良かったです。
この効果を利用して手札の余ったサイベリアンをチャージに置くこともあります。使用場面が限られるので枚数は1枚。

・沈黙の天使シーランス
モテッツやマルキダエルを公開領域を増やせるカードと表現してきましたが、こちらは相手の公開領域を減らせるカードになります。
効果は十分に強いのですが、厄介な効果を持つスタートカードの除去はアンシャルキシャルでも担えるのでたまに役に立てばいいなーくらいで採用してます。
なので枚数は1枚。

・運命の案内人ウェアキャット
リソースとトラッシュを増やしてくれる素晴らしいヴォイドブリンガー。
リソースにある必要パーツをトラッシュに置いたり、5コスト時にリソースを増やしてアンシャルキシャルを狙いに行ったりと活躍の場面は多いです。
ただしレベルアップゼクスではないので事故を減らすため採用は2枚。

・扇動するトイガー
選手権環境からよく見られるようになった白のライフリカバリー。
3コストで2アクション取れるので相手のライフを詰めに使うことが多いです。
4枚取っても良いほど強いカードですがトイガーの他に取りたいライフリカバリーの存在とトラッシュやリソースにいればいつでも拾えるので枚数を抑えて2枚。

・イヴィルベインエミクス
16弾で登場した白のライフリカバリーです。このデッキで唯一のディンギルLv参照カードになります。
効果は凹の字に絶界付与、この絶界付与がとにかく強いです。
絶界を付与されたゼクスを除去するためには基本的にゼクスで攻撃をするしかありませんが、このデッキには猫庭という相手のリソースを全てスリープしてしまうイベントが入っており相手は不用意な攻撃が出来ません。
相手の構築によっては盤面を埋めてエミクスを添えて猫庭を打つだけで勝てる場合もあります。
そういう盤面を作りやすくするために枚数を2枚取っています。

○スタートカードについて
スタートカードは白のパワー5000のカードであれば良いです。俗にいうバニラスタートですね。
白のスタートにはアドミラシオンという強力なスタートカードもありますが、バニラの方が強いです。
何故バニラなのか解説していきます。
序盤のゼクスは殴り損と言ってもいいほど攻撃しない方がよいです
今のゼクスは昔と違って盤面だけでなくレベル差が付くとそれだけで劣勢になってしまうので不用意にチャージを与えたくありません
ですが相手はチャージが欲しいのでアイコンゼクスを前に出してきます、当然相手はこちらにチャージを与えたくないので殴らずにターンを渡すでしょう。
自分のターンになった時4500のスタートカードの場合はこの前に出てきたゼクスを無視できません。
放置すればダメージが入るからです。
そこでゼクスを破壊してしまうとIGをされ、ヒットされればレベル差が開き一気に劣勢になります。
バニラスタートカードの場合はこの4500の前に来たカードを無視できます。次ターンに相手がさらに4500のゼクスを追加してきてもダメージまで行かないですし、スタートカードを破壊してもらえるのであればこちらからIGを始めることが出来るので一気にレベルを上げるチャンスになります。
こうした序盤のやり取りを有利に進められるのはバニラスタートなので5000バニラを採用しています。

○メインカードについて

・緑竜の息吹
このデッキの生命線であり動きを安定させるカード、なので枚数は4。
役割は手札を補給しアクション数を増やすこととサイベリアンの検索です。
基本的にはドラゴンLv4か6での運用になると思いますが4コストの時、ドラゴンLvが2あってリソースにまだ見ぬ明日へがあるようであれば打ちましょう。

・猫は喜び庭かけ回る
自分のリソースにサイベリアンがあれば相手のリソースを全てスリープする強力なイベントで、決まれば相手のアクション数を大幅に減らすことが出来ます。
使い所ですが攻めにも守りにも使うイベントです。
弟切サンダルフォンなどの相手ターンにイベントを打って防衛してくる相手や、同じく猫庭を搭載しているデッキに対して攻める前の準備として打ちます。
コンボリーファーやコンボライカンなどのアクション数が極端に多いデッキはこのカードがないと押し切られる場面が多いので必ず守るために構えましょう。
前述したエミクスと併用すると凶悪なカードになるので積極的に狙っていきます。
ムリエルで回収出来るのとサイベリアンが無いと打てないということから採用枚数は2枚。

・リトルガーディアン
そのターン中のアクション数を増やす効果の他にチャージを増やす役割があります。
主にはルルの効果条件の補助です。
ルルはチャージを3枚要求するのでディンギル素材の2枚では足りません。素材となるゼクスをプレイした後リトルガーディアンをプレイしルルの効果発動を安定させる役割を担います。
またチャージを増やす効果はルルの補助だけでなく、序盤のIG用のチャージを用意するために1ターン目にプレイすることもあります。
序盤中盤終盤隙がないので4枚採用。

・竜崩乗りの妙技カレント
4コストでベインをリアニメイトする攻める為のカード。4コスト3アクションとアクション数も申し分ないですね。
基本的にはディザからリアニメイトされてきてベインを登場させることが多いです。
ドラゴンLv6と重めですが公開領域に見えないと回らないので3枚採用。

・原罪の覚醒アニムス
採用理由はインウィディアと同じで手札のベインをトラッシュに送るために採用しました。
手札の不要なカードをトラッシュに送りながら3コストを呼び出すことでレベルアップにも貢献します。
またアニムスからエミクスをリアニメイトする動きも強いです。
強いカードではありますがいつでも強い訳ではないのと、トラッシュにあればディザからアクセスすることが出来るので採用枚数は1枚。

・聖樹を見守る者ピュアティ
リソースを増やし、後々のアクション数を増やすためのカードになります。
5コスト時ウェイカーLvが4以上あれば5から10までリソースがジャンプするのでかなり有利にゲームを進められます。
特にトラッシュのカードをリソースに入れることが重要で、序盤に使ったリトルガーディアンの再利用やトラッシュに落ちたサイベリアンの確保に使います。
ゲーム中1度は使いたいカードであり、5コストで使用して1番強いので枚数は4枚採用しています。

・酔夏の一節ディザ
このデッキ1番のアタッカーです。
このカード1枚でルルを作ることが出来、ディザ→ディンギルルル作成→ルル効果ディザ→ディザ効果カレント→カレント効果ベイン→ベイン効果3コストリアニメイトと5コストでかなりのアクション数を稼いでくれます。
採用枚数理由はカレントと同じで3枚。

・愛心の翼 巨蟹のムリエル
緑竜の息吹と猫庭の回収が主な役割です。
たまにIGヒットしたインウィディアと組んでルルになることもあります。
カードパワーの高さは言わずもがななので採用は4枚、としたいところだったのですが1枚枠をアニムスに譲りました。
イベントの使用回数はプレイでカバー出来るので3枚でなんとか回ります。
アニムスを切ってムリエル増量も有りです。

・面倒見の良いサイベリアン
猫庭を打つ為のカードです。
緑竜の息吹やピュアティからリソースに置けるので採用枚数は2枚
手札に来たら迷わずリソースに置きます。
またモテッツやインウィディアでチャージに置くことによりイベントを封じることもできる為プレイの選択肢として頭に入れておきましょう。
サイベリアンがある状態で白リソースを残しておくと途端に相手の動きが硬くなるのも面白いですね。

・滅獄竜デスティニーベイン
ベイン自体のリビルドと、まわりのカードの強化によって環境に返り咲いたドラゴンです。
手札を捨てて3コストを破壊する効果とリアニメイト能力がとても噛み合っていてリアニメイトしたいカードを自分で捨てることが可能です。
それに加え相手のライフを詰める時に自分の3コスト以下のゼクスを破壊出来るのでワンショット性能も高めてくれます。
このカードもアタッカーですがディザ、カレントと同じ理由で採用枚数は3枚。

○デュナミスについて

・ドラゴン
レベル用に6枚用意します。多分プレイしないのでオシャレなヤツを用意しましょう。プレイするかもしれないと怖い方はリダクトナム、ノーブルグローヴ、レルムレイザーを用意しておけば大丈夫です。

・絶対なる猫王ミケ
エミクス対策。こちら側もアクション数が多くなるとは言ってもエミクスは面倒なので対策カードを採用しています。
無くてもいいですがあると安心できるカードです。採用1枚。

・対なる「鎮頂」アンシャルキシャル
エミクス効果使用への布石、相手のスタートカードの除去、マルキダエルの効果起動、効果で3コスト以下が見えればレベルアップと色々役割があります
ピュアティと一緒に出すとピュアティの隙が消せます。
3コスト以下を登場させる効果は期待値低めなので過信は禁物。

・限無栄盛の「想像」ルル 
このデッキのエースアタッカーになります。ディザから5コストで作ることが出来、リトルガーディアンを絡めると2コストで盤面にルルディザカレントベイン3コストが並ぶことになります。
ターン1制限のシステムゼクスは大体ルルで沈むのでこのカードを起点に一気にライフを削りましょう。

◎プレイについて

○キープ基準について

キープ基準はレベルアップゼクスかまだ見ぬ明日へをキープ基準にしています。
理由はレベルが上がらないと戦えないからです。
優先度としてモテッツ=まだ見ぬ明日へ>マルキダエル>インウィディア=シーランスになります。この中から2枚以上初手にあればキープしてよいでしょう。
後手の場合は強引にレベルを上げたい場面もあるのでチャージを増やせるリトルガーディアンもキープの選択肢に入ります。

○序盤のプレイ
序盤の目標はドラゴンLv6の達成とトラッシュの必要パーツの確保です。
なのでプレイ方針はチャージの確保に徹底します。それがレベルアップと公開領域の増加に繋がるからです。
モテッツやまだ見ぬ明日へをプレイ出来れば楽になります。
先手の場合、プレイするゼクスは全て相手のPS周りに配置します。
破壊してもらえればラッキー、破壊されなければその後も周りに配置して圧力をかけましょう。
後手の場合はスタートカードの解説でも書きましたが相手が配置したゼクスは無視します。
こちらも相手の周りにゼクスを配置してエンドしましょう。
ただし後手は先手に盤面で負けているのでリトルガーディアンやモテッツなどで積極的にチャージを作りIGを狙います。

○中盤以降のプレイ
ドラゴンLv6を達成したら攻めに回ります。手札に常にディザ、カレント、ムリエル、緑竜の息吹などを確保して安定した起点作りを心がけます。
大体はディザからルルをつくり盤面を埋めながら攻めることになると思います。
その時に相手のPSの周りを高コストゼクスで囲むとベイン効果による自決攻撃が出来なくなるので3コスト2体とPS突破用の高コストゼクスになるように意識して配置してください。
あとはベインの効果で自決しながら一気にライフを削りましょう。

◎あとがき

こういうデッキ記事を書くのが初めてで、とりあえず思い付いたこと、考えていることを言語化したつもりです。
実際のゲームではケースバイケースのシーンも多いかと思いますが参考にして頂ければ幸いです。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
何か質問などありましたらツイッターアカウント @miyabishi までお願いします。

1 件のコメント:

  1. ゼロ
    記事読ませて頂きました。インウィディアは最近同じ理由で使っている事が多いですが自分も基本3コスは序盤の展開が有利になるのでバニラを採用していますが、チャージを与えないために後手でpに接しても放置というプレイングはしていなかったので参考になりました。その解説も分かりやすく特にウェイカー相手、八千代ならなおさら殴らない方がいいかもと思いました。
    やはりプレイングがうまい人は考えかたなども違うと感じたのでもっと大会などに参加して学ぼうと思います!

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